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骨盤の歪みについて(前傾・後傾)

腰痛、肩こり、首こり、むくみ…様々なカラダの不調。
これらには、姿勢が大きく関わっていることが多いのですが、
その姿勢を左右する「骨盤」の話です。

骨盤は、ご存じの通り、大切な内臓を守る骨であると同時に、
上半身と下半身をつなぐ要のパーツでもあります。

人間は縦に長い動物。
上下とつながる骨盤が歪めば、カラダのあらゆるところに影響を及ぼします。

また、人間は全身でバランスをとりながら活動しているので、
カラダのどこかに不調があったら、その部分だけではなく、
根本的な原因(トリガー=引き金)や関連している部分にも着目していく必要があります。

実際、不調を自覚している部分ではないところをケアすることで、
症状が改善したり軽減することも多いです。

では、骨盤の話に戻りますが、
骨盤の歪みには、「前傾・後傾・開き・左右差」などいくつかの種類があります。

今回は「前傾=前に傾く」「後傾=後ろに傾く」について、
具体的にどんな影響があり、その結果どんな不調がでてしまうか、
どのように改善していけるかを考えてみたいと思います。

骨盤の傾きは、横からの姿勢で大体わかりますが、
(イラストを見て、私コレだ!!と思う方も多いかもしれません)、
ちょっとチェックしてみましょう。

骨盤の前傾・後傾チェック方法①

・壁に踵と背をつけてまっすぐ立つ
・壁と腰の隙間が、

■手の平一枚分くらい → 理想的
■拳一つ分くらい   → 前傾
■手が入らない    → 後傾

骨盤の前傾・後傾チェック方法②

・立って目をつむり、50回くらいその場で足踏みをする

■ほぼ動いていない → 理想的
■前に進んでいる  → 前傾
■後ろに進んでいる → 後傾

と、推測されます。あなたはいかがでしたか?

それぞれの特徴、つらくなりやすいところ、ケアしてあげるといいところ、を見ていきましょう!

骨盤前傾タイプ(反り腰)   

骨盤が前に傾いていると、重心が前方にかかるため、前ももに負担がかかります。

そして、前に傾く上半身を垂直に保とうとして、背中も緊張しやすい状態になります。

高いヒールの靴を履く女性に多いタイプです。

頑張っているところ→ストレッチ、サボっているところ→筋トレ、が効果的なケアになります。

<特徴>
・背中が反っている
・おしりが出ている
・お腹が出ている
・前ももが張っている

<頑張っているところ=ストレッチする>
・前もも(大腿直筋)
・お腹の中のインナーマッスル(腸腰筋)
・背中(脊柱起立筋)
・ふくらはぎ

<サボっているところ=筋トレする>
・もも裏(ハムストリングス)
・腹筋(腹直筋)
・おしり(大殿筋)       

骨盤後傾タイプ(猫背)   

骨盤が後ろに傾く猫背は、重心が後方にかかるため、もも裏に負担がかかります。

また、バランスをとって前に出てしまう頭(顔)を支える首を酷使することになります。

長時間PCやスマホを利用する方、デスクワークの方に多いタイプです。

<特徴>
・背中が丸まっている
・顔が前に出ている(ストレートネック)
・肩が内に入っている(巻き肩)
・下腹が出ている
・おしりが垂れている

<頑張っているところ=ストレッチする>
・もも裏(ハムストリングス)
・おしり(大殿筋)
・首(胸鎖乳突筋)

<サボっているところ=筋トレする>
・前もも(大腿直筋)
・お腹の中のインナーマッスル(腸腰筋)
・背中(脊柱起立筋)   

頑張っている筋肉とサボっている筋肉は、前傾と後傾でだいたい逆になっているのがわかると思います。

それぞれの箇所のストレッチと筋トレで、骨盤を本来の角度に戻し、
キレイな姿勢と不調のないカラダを取り戻したいですね。

ちょっと長くなりましたので、オススメのストレッチ・筋トレ方法は次回ご紹介したいと思います。


歪みタイプの「開き」・「左右差」については、またの機会に…

以上、骨盤の前傾・後傾の話、でした!

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